IslandLife 〜沖縄の離島生活記〜

都会の飲食店で2年半勤務した後、南の島に移住して2年目突入。日々のことを綴ります。

苦い挫折と踏み出す勇気。

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地元にいる友達に時々『やりたいことをやってて羨ましい!』『診療所もスーパーもない沖縄の離島に行くなんてすごい!』と言われることがあります。

確かに傍から見たら都会のバーから沖縄の離島に住んで釣りや銛、綺麗な海が目の前にあって毎日を満喫しているというのはとても羨ましく魅力的に映ると思います。
でもそれは、自分にとってはごく自然な流れでこうこう、こう思って、こうして、こうなった。という流れがあるので別に飛躍した話でもなく、すごいことでもありません。自慢したり威張るわけではなくて、周りから驚かれると逆に恐縮してしまうのです。
だけどすごいなって思っていただけるのはとても嬉しくて、ありがたいです。
そして、僕の行動が誰かの憧れになったり、支えになったり、力になってくれたのならそんないいことはないです。

そうこう考えてて30年生きて、今までを思い返してみたら苦い挫折の日々でした。
高校生では学校でいじめられ、ネットゲームにはまり、勉強もろくにしていませんでした。
なろうと思っていた企業ロゴのデザイナーを諦めて、短大に通い保育士になり、苦労してなった公務員の幼稚園教諭を辞め、仕事がなくて生活に困っていた時に手を差し伸べてくれたオーナーさんを裏切るようにバーを辞めました。 また音楽のプロになると決めたのに挫折し、お世話になった師匠の元を離れました。仕事を紹介していただいた方々にもご迷惑をおかけしました。

 

僕は全てにおいて挫折と逃げることを繰り返して来ました。

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↑仕事先のバーにて。

 

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↑音楽家を志していた時。

 

 

僕は一つの仕事を長く続けている友達や先輩のほうが自分からして見たら本当にすごくて、足元にも及ばないと思っています。

ですが、僕にとって今のがあるのは失敗ばかりでしたが自分で選んだ失敗があったからだと思います。
そして、それを受け止めてくれた家族、友達、仕事場の先輩同僚、お世話になってる方々、人生の先輩、支えてくれる方がいてくれたからこその自分が沖縄の離島で生活できています。

この場を借りて、皆さんに、そしてこれを読む時間を割いてくれた方に感謝します。

ありがとうございます。


失敗はしたくない、できれば安定した企業に勤めたい。誰だって失敗は怖いし、僕だってそう思います。

そんな時に僕はいつもこんなこと考えて勇気を出しています。
自分が死の瀬戸際になった時に『後悔はないな、楽しかった。みんな本当にありがとうございました』
って死にたいから今を思うように生きています。

悩むことは沢山あるし、押しつぶされそうになるけど、乗り越えてようやく忘れようとした時にふっと思い出して
あぁ、あの時の経験が生きてる。
だからあの時こうしてよかった。
って苦いことも後から絶対自分にとって必ずプラスになると僕は思います。

どんなことでも失敗なんてなくって、自分がレベルアップするための経験値と思って毎日を生きています。
1日を1日を大切に生きていけますように。

今回の被災された北海道の方々が1日でも早くいつも通りの生活が送れますように。
お見舞い申しあげます。