物欲との付き合い方。
物欲との付き合い方について色々考えてたら朝になってしまった。
というのも、寝る前に歯を磨こうとしたら、つい2ヶ月前にアマゾンで衝動買いをした未使用の電動歯ブラシが部屋の隅で今か今かと出番を待っていたのだ。
それを見つけた瞬間、思わず注文日と代金をスマホで調べたのはいうまでもない。
1万いくらだったかなと記憶を頼りに思い返しながら、そんな具合なら買わなかった方が良かったんじゃないか。
いやたしかにアマゾンの注文ボタンをポチった当初は欲しかった。
しかも猛烈にだ。それが今はどうか。
あの時の自分が誠に残念でならない。
そこで、物欲について今一度、向き合ってみることにした。
結論として、
『物欲とはうまく付き合っていこう』
ということに落ち着いた。
…島に住んでいると欲しいものはたくさん出てくる。
洗濯洗剤に、カビ除去のスプレー、日用品から木工用のビス、健康のためのトマトジュースに好きな漫画。考えてみれば山ほど出てる。
思い立って注文してみてもすぐに届くわけじゃなくて、それをアマゾンで頼んで届く頃には
あれ?この箱なんだっけ。
何が入ってるか楽しみだな!!
と、誕生日プレゼントをもらった子どもみたいにワクワクして開けたら定期注文していた柔軟剤だったと落ち込んだことが何回もある。何回もだ。
あぁ、そういえば…頼んだっけ。
っという具合で頼んだことさえも忘れてしまうのだ。
僕という人間は物欲に対してめっぽう免疫がないので欲しいものはすぐ欲しい。
あっ!と思った時が欲しい時なのだ。よしすぐ買おう!と衝動ポチりしてしまう。
そして最近はヤフオクにも手を出してしまっている( ´△`)
全く我ながら困ったものなのだ。
そんな僕の物欲を例えていうのなら、友達が飼っていたちょっと大きなゴールデンレトリバーだ。
散歩の時に振り回されながらも時々いうことを聞いてくれたり、回り道や家に遊びに行くと尻尾を振りながら散歩に連れてけとねだってくる。
思い返せば犬との立場は対等で僕はあのレトリバーに遊んでもらっていたといっても過言ではないと思う。
…友達の犬のことは置いといて、少し話はそれるが離島に住んでる上でamazonのプライムサービスはとてもありがたい。
映画も音楽も本も楽しめるし配達ならばプライムマークの入っているものならば一年で年会費4,000円だ。
これは本当に便利だと思う。
amazon信者ではないけども、とてつもなく恩恵を受けているのは全国の僻地に住む利用者だろうと感じる。
痒いところに手が届いたり、また欲しいものが家にいても手に入る。
離島にいながら、タイムラグはあるが欲しいものは手に入る。
こんな贅沢なことがあっていいのだろうか。
こうして5時間近くそんなくだらないことをぼんやりと考え、そして出した答えを僭越ながらここで披露しよう。
…うまく物欲と付き合っていくには、
正直が一番なのだ。
やはり欲しい時に欲しいけど、あれこれ悩んだ末に出した答えは結局、必要な物だったりする。内地にいる時よりも物欲がひどくなったというとそうではない。名古屋の街中では情報やものにあふれていたし、絶えずそれがお金を出せば得られる状況になっていた。
だが今は違う。
ないものは工夫して作っているし、
何事も無理なくできるだけ質素に生活することを心がけている。
そして工夫だけでは作り出せない道具や生活必需品など欲しいものがある。
つまるところこれこそが、物欲の正体なのだ。
最低限の生活や工夫をするために必要な工具などを買いたくなってしまう。これでいいじゃないか。押さえつけるわけではなくうまく物欲と付き合って行って、そこで折り合いをつける。
あぁ、そういえばあの時のゴールデンレトリバーもこうやってうまく付き合っていたっけな。と思いながら考えるのをやめた。
島暮らしは意外に快適だ。
島においてあった天井が剥がされていた車。
どうやったらこんな天井がパァーン!となるのか。とてもオープンな雰囲気で非常に好感が持てる上にシュールさに溢れている。