欲について考える。
真夜中に欲についてぼんやり考えていたら出口がなくなってしまった。
どういうことかというと欲にはたくさんの種類があり、本能的なもの、生理的なものから思考の先にたどり着く高次的なものまで欲というのは本当に幅広いと思ったからだ。
トイレに行く事や飲み物を飲む生理的な欲求。
スマホを触って情報を得る知識欲。
歩く。目的の場所に行きたいという欲。
こうして考えてみると、本能的な欲はほぼ満たされており且つすぐに実現できる事を知ると案外不自由がないんだなと思えてくる。
あぁ、足るを知るということの入り口が見えた気がしたけど頭からすぐに消えてしまった。
多分こうやってわかったようなことを考えること自体も欲なのかもしれない。
そうこうして自分の考えを、深く深く落とし込んで考え詰めたら息を吸っている事自体も欲なのではないかということに行き着いた。
呼吸をすることはごく自然なことかもしれないけれどそれ自体が呼吸をしたいという欲によって体が動いていると言っても過言ではないと思う。
満たされない事を考えるよりも今、満たされている事を考えると、アレをしたいコレをしたいと思っていた脳が自然とほぐれて強張っていた心もいくらばかり楽になっていく感じがした。
なんて贅沢な暮らしなのだろう。
服を着て、お金を払えば温かいご飯が食べれて、家に帰れば寝ることもできるし働きたいという欲さえも満たされる。
その反面、欲がないと平坦な生活になってしまわないだろうかと頭の中だけでシュミレーションしてしまった。
見聞を広め知識を深める事や以前よりも良い生活を求めようとする事、理想像を作ってそれに沿うように生活をしたり行動をすることなど自らを高めることにも欲が必要になってくる。
結局のところは欲というのは距離感や付き合い方を自らコントロールできればとても良き友人になるのではないか。
いい意味でハングリーになろう。そうしよう。
当たり前のことだけれど、そのことに気がつきとてもスッキリした。
思考の海をちょっとだけ覗いてみた の図。
東日本大震災から今日で8年。
今日この日を生きていることに感謝しないといけない。
震災に遭われた方や亡くなられた方が沢山いらっしゃることを胸に刻み、まだ発見されていない行方不明の方々の魂が無事に空にたどり着けますように祈っています。