IslandLife 〜沖縄の離島生活記〜

都会の飲食店で2年半勤務した後、南の島に移住して2年目突入。日々のことを綴ります。

ブログを開始して1年と1ヶ月。

ブログを開始して一年を振り返って。


ブログを始めて一年と1ヶ月が経過したのでブログを更新したいと思います。

 

まず初めに、こうしたブログを開始する提案をしてくださったKさん、ありがとうございます。

なんとか途切れ途切れながら一年を続けることが出来ました。

そして、大して面白くもない僕の忘備録的な記事を今まさにご覧になっている方、ありがとうございます。

あまりにも更新しなさすぎてこのブログのことを忘れてしまった人もいるかもしれないです。

思い返せば、昨年の9月にブログを始めて一年と1ヶ月が経ちました。僕のブログを訪れてくれた人は現在のところ3100人ほどの方がみてくださっており、そして読者さんはなんと10人もいらっしゃっています。

これは本当に嬉しいし、とても励みになります。

そして重ねてになるのですが、

いつもご覧いただきありがとうございます。

基本的にこのブログは気が向いたときにしか更新しないし、気持ち的には一週間に一回更新したいなと思っているけれどもなかなか続かないのが現状です。ですが何度も繰り返す通り、

気がついたら一年が過ぎたので今回は「掃除と一人暮らしについて」書いていきたいと思います。


一人暮らしや自分の部屋が持てるようになると必ずと言っていいほど掃除という壁にぶつかります。

部屋を掃除しなくてはホコリが溜まるし、窓を閉め切っていたらカビ臭くなる。

使いっぱなしならば散らかってしまう。

適度な掃除と適度に整頓された部屋というのはとても気持ちよく、それにリンクするかのように自分の頭の中もクリアになっている気がします。

私的な事でとても恥ずかしいのですが、基本的に怠け者の僕は自分の家に人を招く時しかきれいにしません。

それ以外は仕事から帰ってきて風呂入って寝るだけになってしまったり、片付けないとと分かっていてもなかなか片付けられず、一日中ゴロゴロしていたりと荒れ放題になっています。

そういう時は大体、頭の中も散らかっていたり、疲れている時が多いのです。

一般論ですが自分の部屋と頭や体は密接に繋がっていると思います。

そこで今日のテーマの結論を先に言ってしまうと、「自分の家や部屋に一週間に一回は人を招こう」という考え方です。

この考え方はあくまで、部屋掃除を怠ってしまう方に対するアドバイスです。もちろんその中に僕も含まれます。

先述したとおり、来客などの外的要因がないと僕は片付けれません。

そして、人を招いたり友達や同僚を招くことで必然的に部屋がきれいに保たれると思うのです。

そして開催会場にする事で楽しい時間や場所を提供できてお互いの関係が深まり、繋がると思いました。

ですが、僕なりに考えていき、このローマの実行した中で1つだけ難点があります。自分も体感した事なのですが、調子に乗ってほぼ毎日人を招いて、疲れてしまったり、次第に後片付けをすることがめんどくさくなり、周りとの関わりを自分から絶ってしまうことです。

上記に挙げた二つの例は僕がはまってしまった悪循環です。そしてそいうときに限っていいアイディアが浮かばないし時間を無駄に過ごしてしまうことが多い気がします。

 


だからこそ自分に無理のないペースで部屋を片付けて頭の中もクリアにしていくのが僕の理想です。

 


時々にしか掃除はしないけれど愛着ゆえを持って自分の家や部屋と向かい合っていきたいと思います。


作文チックになってすいません(>_<)

ではまた!

 

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島の夕暮れ。もう秋の気配がそこまできている。

 


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星を眺めて。

島に帰ってきたその日の夜、カメラを持って星を観に行きました。約一ヶ月ぶりに見上げる夜空はとても綺麗で思わず見入ってしまいました。

しばらく眺めていると、以前より少しだけ西の方に天の川が動いていることに気がついたのです。

そうか、冬に向かうにつれてこの天の川も見えなくなるんだなぁと感慨深く思いました。

それと同時に秋や冬にも天の川や星座があり、夏とは違った星空を観れると心が自然とワクワクしました。

三脚を立てて、カメラの準備をし、ファインダーを覗きながら角度を調整していたのですが、随分と木星やアンタレスを探すことに手間取ってしまったのです。

夏の大三角形もどこにあるのかなと探してしまいました。

一ヶ月前にはあれだけ星を探すのが早かったのに、たった一ヶ月でこんなにも星の見方を忘れてしまい、星がどこか見えないところに行ってしまったのか。

もう見つからないのかと思った時、僕は自分だけが取り残されてしまったような、少しだけ寂しい気持ちが心の中を満たしていきました。

多分この寂しさこそが、故郷思う気持ちであり愛着だったり、懐かしさだったりするのかなと思います。


そんな小さなことなんて御構い無しと言わんばかりに、夜空は宝石を散りばめたように輝き、星が流れ、真っ黒なカーテンの中を灯りを点滅させながら飛行機が飛んでいきました。


しばらくしてからカメラの具合も落ち着くと、その場で寝転がったのです。

海辺の風は少し強かったのですが、アスファルトの地面は昼間の熱を帯びていてじんわりと温かく、太陽の忘れ物を背中に感じつつゆっくりと考えることにしました。

 

星を眺めて、過ぎた日々を思い返す。

 

30年と少し生きてきた中で、色々な思いが浮かんでは消えていきました。その中でも大事だとおもったことを一つ一つ掬い上げてもう一回、自分の中に落とし込んでいきました。


段々と体の力が抜けていき、ふわっとそのまま海の風に流されてどこまでも飛んでいってしまうような感覚に満たされながら、眠りに落ちたのです。


ふと気がつくと、そのまま寝てしまっていて一体どれだけの時間が経ったのか、見当がつかずほぐされて少しだけ軽くなった身体を起こし、家に帰りました。


海風を肌で感じながら星空を眺める。

僕はこの、島の夜の、愛おしく優しい時間がとてもすきなんだぁと思いました。

 

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港で撮影した星空。

いつもそこにあるのだと思うと昼間でもずっと見ていたい気持ちになります。

 


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最近の、いろいろ。

夏に実家に帰った。

しかも、3週間近く。

冬眠から目覚めた山の生き物のように、島から二ヶ月ぶりぐらいに出た。

そわそわするような、ムズムズするような、不思議な気持ちと一緒に実家に帰った。

実家の近くの地方の小さい都市に着くと、慣れていたはずの人混みにすぐに疲れてしまった。

電車に乗るときも、バスに乗るときも、地下街を歩く時も…数えたらきりがないぐらい島を出てから人にぶつからないようにしたり、なるたけ迷惑にならないようにしたりと周りの事に注意を向けながら歩いていた。

 

こんなに大変なところで、毎日生活をしていたのか。

 

というのが故郷に帰ってきて早々に抱いた僕の率直な感想だった。

そうこう考えているうちに、電車を乗り継ぎ僕の暮らしていた街に着いた。

 

故郷の姿は前に見た景色と少し違っていた。

新しい家が建っていたし、見られないドラッグストアも出来ていた。

なくなってしまったものはたくさんあった。

あの頃遊んでいた友達の家や、学校の裏の薄暗くて怖い森。

みんな、変わっていった。

 

僕は大事にしていたものや好きだったものが、なくなってしまったり変わってしまうことに対して免疫がない。

その時、心がささくれ立ったけれどそれでも変わらない友達やお世話になった恩師、温かく迎えてくれる家族がいた。

 

故郷を離れ、時間が経ち、移ろう日々の中で忘れかけていたりすることも沢山ある。

でも、心の中の故郷はいつだってあの時と変わらない。

1秒を縮めるために練習に明け暮れた部活やふざけあったり時には励ましあった同級生たち、お腹を空かして帰ってきた時の夕餉の匂い。

美しい思い出があるからこそ、それが輝きあの頃は良かったな、なんて考えてしまう。

でも摂理の中で、逆に普遍的なものなど存在することの方が難しくて、ずっとそのままなんてことはない。

 

頭でわかってても心がチクチク痛む。

あの時に戻ることはできない。

だからこそ、いろいろなことを心の中にしまって忘れないように生きていける。

 

悲しみや嬉しさ、全てをひっくるめて人の心が温かいのは無償の愛だったり、かけがえのない思い出だったり、数えきれない気持ちの一つ一つのことが自分の心を形作っている。

 

ありきたりな言葉だけれど、そう思えるような場所、いつでも帰ってこれる場所があることは本当に幸せなことだと思う。

 

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祖母が住む京都で写した写真。

二条城、七夕祭りにて。

 

 

深く息を吸って、もぐる。

海に潜るのではなくて、自分の思考と向き合うことがこの島では多い。

夜1人で家にいる時や外を1人で散歩する時にいつも何かを考えている。

明日のことだったり今日のことや1ヶ月先のこと、その日の夕飯だったり寝る前にやることなど取り留めもないことがシャボン玉の様に頭の中に浮かんでは消えていくのを繰り返している。

元々、考えることは嫌いではなかったから、ぼんやり思いを巡らす中で、一歩引いてみて客観的に見たら今の自分の心持ちはどうなんだろう、仕事へ思いを込めてちゃんと仕事をしているのか、最近、嬉しかったことなどを考えている。


また、ぼんやりしている時もあれば、タイトルのように水の中に潜って自分自身と深く向き合うこともある。


いつも自分や周りについて考えてるとブログに書いているけれど、本当に多いのだ。


離島の夏は暑くて、外に出ると溶けてしまいそうになる。せめて内地のようにコンビニやサーティーワンみたいなアイス屋さんが島にあったのならば僕は迷いなく、出資をするだろう。

でも、不自由な暮らしこそ、愛おしくもある。だからこそ、ものについて考えれるし、合理的ではなく、非生産的な方を選んでしまう。


外を歩くことを切り取っただけでも、そう感じるのならばこれこそが生きている証なのだと自分に言い聞かせて港に向かう道を溶けそうになりながら歩いていく。

 

ある朝、お隣の素敵なおじさまに釣りに連れてっていってもらい、美味しい魚をたくさん釣ってきた。


その中でも一番大きな魚であるアカジンミーバイ(スジアラ)を島の長老のおじいとおばぁにプレゼントした。

滅多に釣れない魚だけに釣れた時はとても緊張した。


それと同時におじいとおばぁの喜ぶ顔を思い浮かべるとそんな緊張なんて吹き飛んで早く渡したい気持ちでいっぱいになった。

 

深い理由なんてない。

ただ、おじいとおばあの喜ぶ顔が見たかった。


島に住む人の買い物は1日がかりで石垣へ行かなければならず、気軽な気持ちで行けないし、新鮮で美味しい魚を届けたいのと純粋におじいやおばあの喜ぶ顔が見たかっただけだった。


小さい頃から分け合うことの大切さをお父さんから教えてもらった。

美味しそうな唐揚げでも、なかなか食べれないカステラでもお父さんは自分の分を全て僕たち兄妹にくれた。あの時はいつもよりも多く食べれることが嬉しくて『ありがとう!』と伝えた後すぐに食べていた。

小さい頃からの思い出が生きていて、その教えを自分の中で大切にしている。

 

閑話休題、魚を食べたいかどうかというのをいつも聞かれるけれど、どちらかというと釣る方が好きなのだ。

クレーンゲームで例えるなら景品は欲しくないけど取ることが好き。


なんとなく、小さな幸せだったり、人との距離が近い分、相手のことを思ったり、前から話しているように自分について考えたりすることが多い。


答えが出るわけではないけれど、自分自身と丁寧に向き合い、考えることが好きになっている自分に気がついた。


10年前は考えるよりも行動を起こすことばかりを考えていた。


あの時は経験や行動こそが全てであり、まずやる、やってみることを大切にしていた。

今でもその気持ちは前に書いたようにやってみなきゃわからない!の精神でいる。

ただ、その合間に果たしてどうだったのかと結果や過程を見なおすことが多い。


思いを巡らすと、とりとめのないことが川の流れのように出てくる。

海の底を目指すように深く潜って息苦しくなったら、水面へ出て息を大きく吸って、また潜れば良いじゃないか。


自分のペースでゆっくり行こう。

そんな思考をめぐらしながら、今日も自分に正直に生きる。

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この日は早起きは三文の徳どころではなく、1両の徳だった。釣った魚は子どもたちに煮付けにして食べてもらったり、刺身にしたり…おじいとおばあにプレゼントした。


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還る場所。

僕の住んでいる鳩間島は温かい。

小さな島だからこそ、人の温かさに触れることが多い。

島でお祝い事があるとみんな、自分のように喜んだり、涙を流したり、時には悲しんだり…思いを重ねてくれる。

そして、ありのままでいいんだよと心で教えてくれる温かさが、この島にはある。


今しがた、島で営業している居酒屋『呑み処まこやー』に行って帰ってきた。

このお店の雰囲気と大将の温かさがとても好きだ。

静かな雰囲気の中、気心知れた人たちとゆっくりと飲む時間に心がほぐれていく。

笑い話としてさらっと流してしまうような話でも、一つ一つ、丁寧に紡ぎながら聞いてくれる。


…星を撮影する前にお店に寄り、ベストな天気を待つこともある。

足繁くお店に通っているわけではないけれど、いつも昔からの常連だったかのように迎えてくれる。

大将の大ちゃんと話す時間はまるで実家にいるような不思議な感覚になる。

僕に兄はいないけれど、こんなお兄ちゃんがいたら素敵だなといつも思う。

お店の品揃えは島酒がメイン。

その日の気分に応じて、作るお酒やおすすめのお酒を教えてくれる。

そして、お店の常連である山本ツアーズの山本さんは豊富な人生経験と海の知識を惜しげもなく話してくれる。

今日の海のことやマリンレジャーをしていく上で大切なこと、時を重ねた人しか分からないことを、とてもわかりやすく教えてくれる。


話をしていく中で、サンタクロースの話題になった。

僕は小学生の頃、サンタクロースからのプレゼントはいつもブーツに入ったお菓子だった。

冬休みが明けると、必然的にクラスや友達との間でサンタクロースのプレゼントの話題になった。

そんな時、決まったようにとても恥ずかしくなり、適当に話を合わせたり静かに離れていったりとその話題を振られることが怖くて避けていた。


でも、今はわかる。

あの時、共働きで時間もお金も十分にない中、仕事の合間を縫って買ってきてくれたサンタクロースのブーツは、どんなおもちゃよりも素敵なものだったんだと。

そして絶対になくなることのない、サンタクロースから心のこもった大切なプレゼントとして今でも心の中に生き続けている。


そんな話をしていたら、大ちゃんが思わず涙していた。

 

僕にとっては何気ない話だったけれど、真剣に話を聞いてくれて、それに掌を加えて丁寧に返してくれる。


なんてあたたかいひとなんだろう。

温かさに触れた瞬間だった。


人のことを自分のことのように喜んだり悲しんだり、出来る人に僕もなりたいなと思った。


そして、夏に実家に帰る時には家族との時間を大切にしたいと思いました。

 

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呑み処 まこやー にて。

まこやー とはシャコガイのことです。

 


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星空とガチャポンのノスタルジー。

星空の撮影はガチャガチャ、ガチャポン…もといカプセル自販機に似ている。

100円を入れハンドルを回した時のドキドキ感にそっくりだ。

小学生だったあの頃は…掃除や洗濯を手伝い、お小遣いを貰っては貯めた百円玉たちを握りしめて、一つ隣駅にあるラジコン屋さんのガチャガチャを回しに行くのがとても楽しみだった。

そう、例えるなら世の中の男性がパチンコに行くように、僕もまた小さなギャンブラーだったのだ。

プラモ屋に着くと決まってガンダムの消しゴムが入ったものを回した。

中でも変形機構が付いているものがとても好きだった。

だが現実はそんなに甘くなく、ハズレを引くことが多かった。頑張ってお金を貯めてもハズレが続き、欲しい物のラインナップが変わってしまって、あぁ…あれは手に入らなくなったと悲しくなったこともある。

でもそんな時は、友達に交渉をして交換してもらうこともあった。勿論、こちらのものもかっこいいものやみんなが狙ってるものを用意する必要がある。

そして付属したパーツの色違いや消しゴムの色でもランクがあった。

中でも青い色のベースに金色のパーツは希少価値が高く、みんなの憧れだった。


…そんな昔のことを思い出しながらシャッターを切ると画面に鮮やかな星空が映し出され、新しいことをしているのに、小学生の頃に戻ったような不思議な気持ちになった。


星雲を狙い、F値(低いと光がたくさん入る。高いと少ししか入らない。)とISO(高ければ高いほどノイズが入るが明るくなる)、シャッタースピード(カシャ!っと切るまでの時間)を調整してまずは試し撮影をしながら本番の写真を撮る。

違う、この写真じゃない。微妙にピンボケしている。

 

これの構図だと面白くない。

 

もう一回。

 

星を撮りに外に出て、2時間ほどシャッターを切るけれど、納得のいく写真が撮れるのはその日に一枚撮れるか撮れないかだ。

カシャカシャシャッターを切れるわけではなく、写真を一枚撮るのに5分はかかる。

露光時間を長くしているためだ。

そのベストな写真を撮るために夜な夜な荷物を抱え、港へ出かける。


ファインダー越しに写る星空を見据えて、無心になる。


その時、僕は寸分たがわず、小学生の僕だった。

二十年の歳月が流れて色々な仕事や経験を重ね、今は日本の端にいて一人暮らしもするようになり、体系も横に大きくなってしまった。

だけど、変わらないものが自分の根っこにあった。

夢中になって設定をいじり、シャッターを切る。


これからもあの時のドキドキする気持ちやワクワクする気持ちをもって日々を過ごしていきたいなと思った。

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画面に向かって左に見えるのが銀河、真ん中が鳴り響いていた遠雷、右の軌跡が飛行機だ。

 

星を撮り始めて2ヶ月、少しずつ自分の描いたものを写真に収めれるようになったのかなと思う。

使用機種

PENTAX k-70

アストロレーサー使用。

F値 4.0 

ISO 3200

露光 5:00

 

鳩間の港にて。

pm23:45

南の空をのぞむ

 


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夏の夜の、夢の話。

23日は沖縄戦終結と定められた慰霊の日でした。

先の戦争で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

沖縄は唯一の戦地になり、多くの犠牲者を出しました。僕が住む八重山地方にも戦火の火種が降り注ぎ、離島に住む人たちは西表島の山奥に疎開をしました。そして、蚊を媒介としたマラリア熱にかかり多くの方が命を落としました。

戦後74年が過ぎ、僕は平和な離島に住みながら、こうして色々なことを自由に考えてやってみようと思えるのはとてもありがたいことだと思います。そしてそれは時が流れ、沖縄は変わっていったという言葉では片付けられないと思うのです。

そこには先祖の方々や、戦争に遭い散っていった人々の上に今が成り立っていることを忘れてはいけないと、島に住む戦争を体験したおじいやおばあの話を聞いて切に思いました。

 

生まれた環境に縛られて、やりたくても出来ないことが世の中にあり、世界のどこかでは未だそれが当たり前という現実があります。

 

…僕にはやってみたいことがあります。それを誰かに話しても、ネットに載せても、咎められず、紛糾されることもありません。これがどんなに幸せなことか。やりたいことが思ったようにやれるのです。

そして言葉は現実になるということを僕は、信じています。

僕はやってみたいことを親しい人や友達、家族に話す時があります。

その中のひとつにあるのはモンゴルの大草原に行くことです。

大学生の頃からモンゴルに憧れ、ずっと行ってみたいなという思いが心の片隅にありました。

馬に跨って地平線を目指し、波打つ大草原を駆けてみたい。できるのなら現地の旅行コーディネーターにとして日本から来る観光客の方のためにモンゴルの良さを伝えれたらと思っています。

 

なぜ、モンゴルに行きたいのかはわかりません。

でも、言葉にならない気持ちが僕をモンゴルに誘うのです。


ですがまだ、その時ではなくてこの島で暮らしていく中でやりたいことが山ほどあります。

ピパーツや長命草、島唐辛子などの琉球の薬草やハーブを覚え、香りと共に生きることやそしてそこで得た知識をもとに、その良さをたくさんの人に知ってもらうこともできたらなと考えています。何もない島だからこそできることがあるんだと声を大にして言いたいのです。


そうして少しでも日本に住む人たちに沖縄の離島に興味を持ってもらえるようにしたいのです。


長くなりましたが、これが、今の僕の夢です。

 

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先日、庭先で花火をやりました。小さな火花がたくさん咲いて、消えていく。

すぐに終わってしまうけれど、綺麗だなと心が動かされる、そんなほんの少しでも人に感動や嬉しさを届けられる人になりたいと思いました。

 


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